HOME» メルマガバックナンバー »新耐震基準について
メルマガバックナンバー
新耐震基準について
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.27━━ 2012.4.19
■■■■ 法改正に伴う定期報告制度のあり方 ■■■■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
// INDEX //
1. ごあいさつ
2. 新耐震基準について。
3. 編集後記
様、ご無沙汰しております。
こんにちは。
株式会社 k-corporation(ケーコーポレーション)の渡辺です。
外壁調査の現状や建築業界に関わる色々な情報をお届けして
お役にたてればと思っています。
やっと寒さが落ち着いてきと思ったら、急に暖かくなったり、
また寒くなったり、風や雨が凄い勢いで吹いたり降ったりで、
調査の段取りが難しくて困ってしまいます。
さて、今回のメインコンテンツは、新耐震基準について。です。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 2. メインコンテンツ
「新耐震基準について」
--------------------------------------------------------------------
「あと数年後に、震度○○の地震が必ずくる。」
と、最近よく耳にします。
その際に思うのが、「新耐震で大丈夫なのか?」
ではないでしょうか。
そんな事で、今回は、「新耐震基準について」です。
1981年(昭和56 年)に施行された「新耐震基準」は、
分かりやすく表現すると、
「震度6強程度の地震が来ても、建物が倒壊しないこと」です。
しかし、「東京湾北部地震」は震度7で、仮にこの地震が、
「阪神・淡路大震災型」だった場合には、計測震度6.5において、
新耐震建物でさえ、木造では全壊率16%以上、非木造(RC造やS造)
では全壊率6%以上の被害が予想されます。
こういった被害を防ぐためには、「住宅品質確保促進法」が定める
耐震等級制度を利用する方法があります。
耐震等級制度とは
1〕 住宅会社が選択すれば、「耐震等級1、2 、3」の戸建て住宅や
分譲マンションを供給できる。
2〕 「耐震等級1」は建築基準法と同等の強度(1.0倍)を確保。
3〕 「耐震等級2」は建築基準法の1.25倍の強度を確保。
4〕 「耐震等級3」は建築基準法の1.5倍の強度を確保。
このうち、「耐震等級3」の建物であれば、「計測震度7.0」にも
耐えられるはずです。
このように、「耐震等級2、3」を実現するために費用が
かかりますが、地震が来るたびに、
「建物が壊れるのではないか」と脅え、かつ多大な損失を
こうむる事態に比べると、始めから丈夫につくっておいた方が、
経済的にもはるかに得策であると思われます。
地震が多発する日本では、「大地震の発生」→「建物の倒壊」→
「耐震基準の改定」、という歴史を繰り返してきました。
1981年に、有名な「新耐震基準」が制定された時点から、
現在に至る歴史を振り返ります。
「新耐震基準」以降の歴史とは】
〔1〕 1978年(昭和53 年)宮城県沖地震。
〔2〕 1981年(昭和56年)建築基準法を改正し「新耐震基準」を制定。
〔3〕 1995年(平成7年)阪神・淡路大震災。
〔4〕 2000年(平成12年)建築基準法を改正し「性能設計法」を制定。
〔5〕 同年、「住宅品質確保促進法」を施行。
〔6〕 2005年(平成17年)耐震偽装事件の発覚。
〔7〕 2007年(平成19年)建築基準法を改正し、「偽装防止策」を制定。
1995年に発生した阪神・淡路大震災の「震度7」地震では、
「新耐震基準」でつくられた建物までもが倒壊しました。
その一方では、「新耐震基準」を上回る安全性を持つ免震建物は、
大震災に見事に耐えました。
よって、阪神・淡路大震災を教訓に、2000年に行われた建築基準法
の改正に際しては、耐震基準をきちんと「かさ上げ」して「耐震等級2」
または「耐震等級3」を義務づけてすべきでした。
要するに、建築基準法の「新耐震基準」は、
「震度6強程度の地震が来ても、建物が倒壊しないこと」という
内容のまま取り残されてしまったのではないでしょうか。
すなわち「震度7」被害の教訓は生かされなかったのでは。
との言う見解になってしまうようです。
様は「新耐震基準について」どう思いますか?
耐震診断も重要ですが、外壁調査も重要です。
従来の打診調査から赤外線調査を取り入れた外壁調査⇒修繕工事。まで。
ケーコーポレーションではワンセットでご提案しております。
ケーコーポレーションではピンポイントの修繕を行う事により、
工事費の削減や、建物の長寿命化。外壁落下を未然に防ぐ事によっての、
安心・安全な街づくり。に貢献して行けたらと思います。
無料お見積り、ご相談・ご質問等はこちらからどうぞ。
⇒ http://www.k-corpo.biz/form.php?fN=frm1340937301
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 3. 編集後記
--------------------------------------------------------------------
最近ですが、赤外線調査と同等ぐらいの量で、打診調査も増えてきました。
私はもともと長年打診調査を行ってきたのですが、
久々に行うと、一日中打診棒を振っているので、
肩が痛くなってしまいます。
昔はこんな事なかったのに・・・。と、体力の衰えを感じました。
では、また来月も宜しくお願い致します。
ご意見ご感想、こんなテーマの話が聞きたい!
などなど。何でも良いのでお聞かせください!
⇒ http://www.k-corpo.biz/form.php?fN=frm1340937301
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
※このメールは、渡辺健一朗と名刺交換をせて頂いた皆様、
相談会登録また購読希望登録をして頂きました【大切な方】のみに
お送りしています。
※ メルマガ登録希望の方は、大変恐縮ですが
こちらからお願いいたします。
http://www.k-corpo.biz/form.php?fN=member
このメールが、今後のお仕事のお役に立てれば幸いです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
* 株式会社 K-corporation(ケーコーポレーション)
* 発行人:渡辺 健一朗(わたなべ けんいちろう)
* ホームページ:
< http://www.k-corpo.biz >
* 外壁診断相談会:
< http://www.k-corpo.biz/page6.html>
* 外壁診断士のブログ
< http://ameblo.jp/k-corporation/ >
* E-MAIL:< watanabe@k-corpo.biz >
* 社内・取引先・ご友人などへの転送はご自由にどうぞ。
ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してくださいね。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
●k-corporation(ケーコーポレーション)はこんな会社です!
⇒ 【http://www.k-corpo.biz/】
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
メールマガジンの登録はこちらから
⇒http://www.k-corpo.biz/form.php?fN=member